Bei Mir Bist Du Schön

梅雨の晴れ間でひさしぶりに青空を見る。気分が良いので駅まで40分の道のりを歩いて出勤する。途中、後ろから自転車に乗ったおねえさんが猛烈に調子っぱずれな歌を大声で歌いながら追い越していく。彼女もよっぽど気分が良かったんだろう。なんだか朝からいいものを見てしまったという感じ。みーたーぞー。


先日、なぜか突然アタマの中で「Bei Mir Bist Du Schön」のメロディが鳴って以来、鼻歌でヘビーローテーション中。歌詞もメロディもうろ覚えなので全部てきとう。えーとこの歌あそこのところはどんなメロディだっけほらあれあれ、こんなときはYouTube。なんせスタンダードナンバーなので、アンドリュー・シスターズの有名なやつから、男三人組のコミックバンドがラッパをふがふがいわせながらずっこけてるものややけにセクシーなおねえさんがハスキーな声でスローに歌うものまで、検索すると大量にヒットする。なかでも気に入ったのは、プッピーニ・シスターズの三人組がアカペラで歌っているこれ。見てて圧倒されるくらい気持ちよさそうに歌ってます。朝の自転車のおねえさんといい勝負。こちらはなんの歌かわかるところが大きなちがいだけれど、もしかしたら朝のおねえさんは元歌が何かわからないくらい音を外していたのではなく、自作のオリジナルソングだったのかもしれない。



プッピーニ・シスターズはイギリスのグループだそうで、こちらのブログで詳しく紹介されてます。
http://sleepyluna.exblog.jp/6967807/
http://earpawscratch.jugem.jp/?eid=2


ちなみに「Bei Mir Bist Du Schön 」の歌詞はこんなの。影のある曲調のわりに歌詞は他愛もないラブソングです。
http://www.songteksten.nl/songteksten/61636/the-andrew-sisters/bei-mir-bist-du-schon.htm


追記 聴きくらべ Bei Mir Bist Du Schön


オリジナルのアンドリュー・シスターズもの。プッピーニ・シスターズよりもずいぶんゆっくり。


で、こっちはドイツのおねえさん三人組。オーソドックス。この歌で思い浮かぶイメージはこんな雰囲気。


イタリアの女装三人組、マリネッティ姉妹。CDも出してます。


オランダのウクレレおねえさん三人組。ウクレレの音色は夜の酒場より昼間の喫茶店の感じ。


イギリスのジャズバンドによるアレンジをきかせた演奏。ヴォーカルのおねえさん、カメラに向かって一切媚びないのがいい。


ニューヨークのスイングバンドによるやたらとゆるい演奏。キャブ・キャロウェイみたい。ダンスホールでのライブ演奏のようです。