アイちゃん大躍進


アイちゃんフィーバーである。昨年、2005年はまさにアイちゃんの年だった。「アイちゃん大躍進」「アイちゃん首位独走」「アイちゃん意気込みを語る」とあけてもくれてもアイちゃん一色。えっどのアイちゃんかって?ゴルフに卓球にテニス、それともスキーのモーグル?もちろん私および当サイトにとってアイちゃんといえば、京大霊長類研究所のヒロイン、チンパンジーのアイちゃんである。アイちゃんといえばチンパンジーに決まっているのであり、他にどんなアイちゃんが存在するというのだろうか。天才少女として一躍有名になったアイちゃんは、実際は努力家できまじめな性格。地元の小学生たちが霊長類研究所へ見学に行ったときのこんなエピソードがある。アイちゃんはペットボトルのフタを器用にくるくる回してあけ、中の水を飲みはじめた。小学生たちがへえと感心しながらその様子をながめていると、アイちゃんは中身を半分飲み干したところでふうとため息をつき、慣れた手つきでペットボトルのキャップを再びくるくる回し、今度はきちんとフタを閉めたのだった。呆然とする小学生たち。アイちゃんは行儀だって良いのである。小学生たちもあと100年くらい生きていればきっとそれくらいの芸当も出来るようになるのではないだろうか。そのころアイちゃんは、キャップと飲み口を分別してペットボトルのリサイクル活動に取り組んでいるはずである。現在、アイちゃんは一児の母、子育て奮闘中である。彼女はWebサイトまで開設していて、アイちゃんの育児奮闘日記も読めるのである。

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